13の徳目

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節制

頭や体が鈍くなるほど食べない事、ハメをはずすほどお酒を飲まない事。

食べ過ぎや飲み過ぎは怠け者になってしまったり、不摂生をする事で健康な状態でいる事を妨げる結果になる。
もちろん、規則正しい食生活は健康を維持し、適度な飲酒は交友関係を円滑にしたり、幸福感を与えてくれるので必要であるが、食べ過ぎてボーッとしてしまったりお酒を飲み過ぎて他人に迷惑をかけたりしない様にしなければなりません。

沈黙

他人あるいは自分の利益にならない事は話さない事、余計な無駄話はしない事

規律

自分の持ち物はすべて置き場所を決めておく事、仕事はそれぞれ時間を決めて行う事。

決断

なすべき事をやろうと決心する事、決心した事は必ずやり遂げる事。

節約

他人や自分に役立つ事にのみお金を使う事、すなわち無駄遣いをしない事。

勤勉

時間を無駄にしない事、いつも有益な事に時間を使う事、無益な行動を全て止める事。

誠実

騙して人に害を与えない事、清く正しく施行する事、口にする言葉もまた同じ。

正義

不正な事を行い、あるいは自分の義務である事を行わないで、他人に損害を与えない事。

中庸

何事も極端で無い事、たとえ相手に不正を受け激怒するに値する事があっても、我慢した方が良い時は我慢する事。

清潔

身体、衣服、住居を不潔にしない事。

冷静

つまらない事、ありがちな事故、避けられない事故に、心を乱さない事。

純潔

性の営みは、健康の為か、子供を作る為のみに行う事、性におぼれ怠け者になったり、他人や自分の平和な生活を乱したり、信用をなくしたりしない事。

謙譲

イエス及びソクラテスを見習う事。

謙譲の徳については、後から付け加えられた徳目だと、フランクリン自身も行っています。
フランクリンはとても頭が良く、他人の意見を否定、自分の意見が正しいと相手を強く言い負かしてしまう事があったのでそれではダメだと思い、相手の意見を尊重しつつ自分の意見も受け入れてもらう様な言い方を心がけたそうです。
私自身はこの徳目の説明を『ベンジャミン・フランクリンに学ぶ事』と置き換えています。